司法書士試験 4月から勉強してきての感想
司法書士試験の平均学習時間は約3000時間になります。予備校が設けている初学者向けのコースは、15ヶ月の期間であることが多いです。司法書士試験は合格率4%前後の難関資格のため、15ヶ月の期間真剣に勉強しても合格できるとは限りません。
今回は、4月中旬から勉強を始めて約9ヶ月、これまでの感想をまとめていこうと思います。
目次
- 1.勉強を始めたきっかけ
- 2.勉強を始めて1ヶ月、最初の壁
- 3.勉強を始めて3ヶ月、主要科目の壁
- 4.勉強を始めて5ヶ月、本試験
- 5.勉強を始めて9ヶ月、現在の状況
- 6.まとめ
- 7.次回の予定
- 8.受験生の日常
1.勉強を始めたきっかけ
司法書士という存在自体は元々なんとなく認識していたのですが、その概要を詳しく調べ始めたのは大学入学してしばらくした1回生後期でした。
大学のOBの方の話を聞いたことがきっかけで興味を持ったのですが、その時点においてはまだ資格取得を目指そうとまでは考えませんでした。
その後何をするわけでもなくなんとなく大学生活を送り、就活を終えて卒業を迎え、一旦は一般企業に就職しました。
その後、司法書士として独立開業した大学のOBの方から再度お話を伺う機会があり、そこで司法書士という仕事の魅力を知りました。
そこから本格的に司法書士及び試験について調べ、勉強を開始したのが2020年4月中旬になります。
2.勉強を始めて1ヶ月、最初の壁
勉強を始めてすぐの頃はやる気もあり、一日に講義を10単元以上聞くこともありましたが、そのペースは徐々に落ちていきました。
中だるみというには早すぎるモチベーションの低下が、勉強を始めて1ヶ月もしないうちにやってきました。
司法書士試験は最短でも1年近く勉強しないと合格は厳しい、長期戦を余儀なくされる難関資格なので、最初からハイペースで学習を進めてしまうと危険であることを勉強開始1ヶ月の時点で知りました。
そこからしばらくは、無理をせず嫌にならないペースを守るように気をつけながら学習を進めていました。
3.勉強を始めて3ヶ月、主要科目の壁
学習を開始して約3ヶ月で、とりあえず答練以外の一通りの講義の視聴を終えました。
講義の視聴を終えたといっても、この時点で知識はほとんど定着していない状態です。
ここから本格的にアウトプットをしていく段階に入りましたが、過去問や問題集を解いても簡単なはずのAランクの問題ですらほとんどうろ覚えで、割と絶望していました。
10問連続不正解だったときにはこのまま諦めようかとも思いましたが、合格体験記を読んで、合格者の中にも同じような経験に悩んだ方がいたことを知り、なんとか踏みとどまりました。
この時点での一番の悩みは、とにかく範囲が広いことにありました。
特に主要科目は細かい点まで出題の対象になり、条文の数も多いので一通り学習するだけでも恐ろしく時間がかかりました。
受験生の多くが苦手としている会社法は、私自身も相当苦手で、テキストを3、4回見返してやっと理解だけはできるという感じでした。
しかも、理解したと思っても何日かすると頭から抜け落ちてしまって、なかなか定着しない状況にはもう笑うしかありませんでした。
しかし、覚えては忘れ、覚えては忘れ、また覚えてという作業をある程度繰り返していくうちに段々と知識が定着していると実感できるようになってきました。
それからはどんどん知識が吸収されていくことがわかるようになるので、勉強が少し楽に感じるようになりました。
勉強が一番大変な時期は、知識の定着を感じにくい初期段階なので、それを乗り越えれば後はどこまで突き進めるかの問題になってくると思います。
司法書士試験はどれだけ継続して勉強できるかにかかっていると思います。
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4.勉強を始めて5ヶ月、本試験
学習を開始して約5ヶ月、お試しとして本試験に挑みました。
会場の雰囲気や、実際の試験問題、会場に着くまでの準備など実際自分が経験してみなければ分からないことを、本番前に体感できたお試し受験は実に有意義なものでした。
この時点おいて、自分の学習進度は概ね6割程度でした。
感覚としては、特にマイナー科目の対策が薄い状態でしたので、問題の内容が理解できれば良しという気持ちで試験に臨みました。ですが、実際には主要科目の出来の方が悪かったです。
試験は一応全て基準点は少し超えるという結果になりました。詳細は過去の記事に記載しているので、お時間ありましたらご覧下さい。
5.勉強を始めて9ヶ月、現在の状況
現在、予備校の答練が徐々に始まり、それをこなすことをメインに勉強を進めています。
普段フルタイムで仕事をしながらの試験勉強なので時間が思うように取れず、答練が入ったことで自分の勉強がなかなかできない状況にあります。
スキマ時間を活用しながら、なんとか勉強を継続している形なので、これからは引き続き時間の確保も課題になってくると感じています。
本試験の自己採点を終え、これからの一番の課題は主要科目の強化にあることが分かったので、それを中心に学習を進めていこうと思います。
6.まとめ
去年の4月から勉強を始めて、最初の頃は勉強を継続できるのか不安でしたが、生活の中で少し工夫することで勉強を継続する環境を作ることができることが分かり、ここまで継続することができました。
学習を進めていく中で、改善点や伸ばしていくべきものが見つかったときは、すぐ実行することで成長できることも実感できました。
これからもこのままのスタイルで、本試験まで走っていこうと思います。
7.次回の予定
次回は、司法書士試験の勉強を始めて変わったことについて話して行きたいと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
8.受験生の日常
今日は司法書士試験の口述試験日でした。受験された方、お疲れ様でした。
今年は自分も続けるように頑張って今日も勉強継続します。
最後に我が家の今日のデグーさんです。インスタもやっているのでよかったら覗いてみてください。
ツイキャスでは稀に勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが、一緒に勉強頑張りましょう。
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