司法書士試験 受験期の悩み
司法書士試験に向けて勉強をしてきた中で、様々な悩みと格闘しました。
中には努力しましたが、解決しないまま本試験を迎えたものもありました。
学習内容事態の悩みもありましたが、それ以外にも多くの困難がありました。
今回は受験時代の悩みの中から学習内容に関するものついて書いてきます。
目次
1.学習の優先順位
学習を始めてしばらく経つと、やらなければならないことが増えていきます。
1から100まで全てやり切ることはほぼ不可能なので、優先順位を決めていかなければなりません。
苦手を潰すことに専念するのか、得意科目を伸ばすのか、人によって方法は様々です。
得意科目を伸ばすであっても、こんなもんかとある程度で切り上げる勇気も必要です。
この問題はギリギリまで悩みました。
何が正解なのか、受験するまで分かりません。
悩んだ末に、偏りが出ないように満遍なく、しかし軸は基礎から離れないことを頭に置いて勉強することにしました。
主要科目中心に、マイナー科目はそれにプラスする程度で学習することにしました。
ここで疑問が出てくるのが、マイナー科目の立ち位置です。
マイナー科目をどの程度頑張るかは、なかなかに悩まされました。
最終的には1日に時間を決めて、やりすぎない程度に(深堀しすぎない)頑張ることにしました。
平日1時間、休日3時間の範囲内で学習していました。
またマイナー科目は休憩の感覚を持っていました。
集中できない時や1日の勉強の導入として取り入れると、その後の勉強がスムーズに進むことが多かったです。
苦手科目に関しては早くに潰し、1日にどれかは苦手な部分に触れることにしました。
試験に出る可能性の著しく低い部分をどうするかも悩みどころです。
もしかしたら出るかもと、一読程度にとどめることを不安に感じていました。
やはり時間が限られている中、重要な部分に時間を使った方が合格可能性は遥かに上がります。
2.問題形式になると途端に分からなくなる
インプットした段階では完璧に理解したつもりであったのに、いざ過去問や答練に挑んでみると、途端に何を言っているのか分からなくなるという問題がありました。
これは記述問題で顕著に現れました。
ひな形も分かっている、問題の意味も理解しているのに、なぜか解けない。
分かったつもりで空欄を作ることなく解答できたと思ったら、全く違う答えが解説に上がっているという経験が何度かありました。
当時の私は問題集やひな形のやり込みが足りなかったと判断し、記述は記述として対策していました。
その後運良くある事実に気がつきます。
それは択一対策が足りなかった故に、それが記述にも響いていたということでした。
記述が伸びないのは記述対策が足りないからだとばかり思っていたら、実は基礎である択一の知識が浅かったことが原因でした。
択一対策を丁寧に学習し、徐々に知識が安定していくと記述も伸びてきました。
その逆も同じで、記述対策を頑張っていると択一も相乗効果で伸びていきました。
枠ズレに関しても同様のことが言えます。
記述の問題集に取り掛かったばかりの頃は、枠ズレを頻繁に起こしていました。
試験において枠ズレは怖いと聞いていたので、不安で仕方なかったです。
これも択一対策が不十分であったためです。
勉強が進んでくるうちに、こうした枠ズレも減っていきました。
3.会社法がちんぷんかんぷん
会社法は、理解はできるけれどなかなか覚えられないという状況が長く続きました。
条文も読みにくく、また組織再編など複雑なものも多かったため、かなり苦労しました。
これを解決したのは、「ケータイ司法書士」になります。
私がサブ教材として使用していたのは、六法と、この「ケータイ司法書士」のみでした。
「ケータイ司法書士」は、要点を分かりやすく書いてあるのでスキマ時間の利用にもオススメです。
4.教材の追加
私は通信での講座を取って勉強していました。
そこでは教材一式が用意され、それさえあれば自分で他に揃える必要がない程充実した内容でした。
それでも、やはり自分の知識を高めるためにサブとしての教材が欲しくなり、色々調べました。
ケータイ司法書士
その中で私が選んだのが先程も出た「ケータイ司法書士」です。
私は会社法と民事訴訟系が苦手であったため、この2冊を購入し、使用していました。
会社法はかなり使い込みましたが、民事訴訟系は一読程度でした。
ここでの注意点は、教材は多ければいいというものではありません。
各科目何冊もやるより、厳選した教材をやり込むほうがいいに決まっています。
何冊も手を出すと、時間もかかる上に、知識が散漫になります。
私もサブ教材は最低限にしておこうと、この2冊プラス六法のみを使用していました。
六法の使い方
六法の使い方にも悩みました。
六法ははっきり言って読みづらいです。
テキストではそれを分かりやすく解説してくれています。
ではテキストのみでいいかというと、そうとも言い切れません。
本試験で出される問題は、条文や判例をベースにしています。
元の条文を知っておくことは重要です。
テキストには書かれていないこともありますし、条文を読むことでより理解が深まることもあります。
ある程度は条文にも意識を向けておく必要があります。
ちなみに六法は「法務六法」を使用していました。
判例も載っているので、便利です。
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5.質問
学習していくと、疑問に思うことがいくつも出てきます。
こういった疑問に当たった時、手っ取り早く解決する方法としては、「質問」をすることです。
しかし「こんなこと聞いていいのか」、「見当違いのことを聞いていたらどうしよう」などといった疑問が浮かぶこともあるかと思います。
実際私も質問する前には、そう感じていました。
それでも分からない部分があるのであれば、やはり質問はすべきです。
分からないことを残したまま本試験に挑むのは、不安が伴います。
こういった不安を抱いたままでいるのは、精神衛生上もよくありません。
私が質問していたタイミングとしては、一通りその分野の学習をし終え、問題を解いても分からなかった時にしていました。
何度も見ているうちに、自然と理解できるものも中にはあります。
以前分からなかったところでも、知識がついてくると理解できる問題もあります。
疑問に思っても、一度は自分で考えてみるということも必要です。
そうすることで、忘れにくくなります。
6.勉強法が合っているのか
自分の勉強法が合っているのかは、なかなか判断できません。
私も時々不安に感じていました。
やはり、定期的に答練や模試などで結果がついてきているかチェックをしておくと安心です。
インプットの段階では分かったつもりになっていても、いざ問題にしてみると出来ないということはよくあります。
実践において結果が残せなければ意味がありません。
答練で自分の勘違いに気がつくこともあります。
私も、勘違いして覚えてしまっている部分が何箇所かありました。
そういった点はなかなか自分のみだと判断しづらいので、他人に見てもらうということも必要になってきます。
答練は学習ペースを保つためにも役立ちます。
答練は学習の節目に行うこともあるため、遅れている場合はその調整をする目安にもなります。
7.まとめ
学習を進めていくと、様々な悩みが出てきます。
その度に解決して、前に進んできました。
疑問を後回しにしても、いいことはありません。
時には時間が解決してくれることもありますが、本試験の日は決まっているので待ってくれません。
出来るだけ早期に解決することが、短期合格への近道になります。
直前期の悩みについては過去に書いているので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
8.次回の予定
次回は、勉強の内容面以外での悩みについて書いていきます。
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
9.モコブログの日常
最近徐々に日差しが強くなってきました。
日焼け止めは毎年同じものを使っていますが、最近はスティックタイプのものも出ていて気になっています。
塗り直しの際に手がベタベタしないのはいいですね。
今日の写真は家庭菜園で収穫した野菜です。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
趣味アカウントの方のツイキャスでは勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが一緒に勉強頑張りましょう。
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