資格試験 途中で挫折しやすい考え方や勉強法
世の中には魅力的だったり、面白そうな資格が数多くあります。魅力的に感じる視覚は、取得するまでに時間のかかる難関試験も多いです。学習期間の長くなる資格は、途中で続かなくなり挫折してしまう場合があるので注意が必要です。
今回は、挫折しやすい勉強法などについて、私の実体験を含めて書いていこうと思います。
目次
1.挫折する理由は色々ある
勉強の好きな人でも、仕事や学校、趣味などで多忙であったり、また、転職や結婚、育児等で環境が変わったりなど様々な要因で途中で勉強を諦めざるを得ないこともあります。
他にも、思ったよりも大変だった、成績が伸びない、やる気が起きずにズルズルサボってしまったなども勉強を継続できない理由として多いのではないかと思います。
その資格試験や受験などへの挑戦から撤退することは必ずしも悪いことではありません。他に興味があることが出てきたり、別により良い選択を見つけたり、よく考えた末にたどり着いた答えであれば、それもまたいい方向に向かうきっかけになることもあります。
しかし、一度進みたいと思った道に行ければ最高です。折角勉強してきたのだから、夢は叶えたいものです。
2.下調べをしない
弁護士と聞くと、かっこいいと感じる人が多いと思います。しかしかっこいいから弁護士になろうと、それだけの理由で勉強を始めてしまっては途中で挫折することは目に見えています。
自分が取得したいと思う資格については、その理由含めてよく考え、調べてから勉強をスタートさせることをお勧めします。
資格について調べる
調べる内容としては、まず、その資格を取得することで何ができるのか、自分に性格や生活スタイルに合った仕事の内容なのか、自分の将来のビジョンに合った仕事であるのか、暮らしている地域で活かせる資格なのかなどがあります。
趣味で資格を取得するのであれば別ですが、その資格を自分の仕事として活かしたいのであれば、自分の置かれている環境と照らし合わせて吟味する必要があります。
資格取得までにかかる期間
難関資格になると、1年以上勉強に費やさなければ合格できないような試験が多くなります。学習期間が長くなると、それだけ自分や家族、友人との時間を削らなければならなくなることが増えます。
1年もの期間、趣味を我慢したり、仕事を続けながら、学校に通いながら勉強できるのかについてよく考えたほうがいいと思います。
実際、私が勉強を始めてそれが習慣になるまでは、辛いと感じることが多かったです。最初のうちは、本当に継続できるのか不安でした。難関試験であればあるほど考えたほうがいいポイントになると思います。
難易度
取得するまでの勉強時間とその資格の難易度は比例することが多いですが、合格率も調べておく必要はあります。
難関資格においては一発で合格できない試験がほとんどなので、資格取得までの平均勉強時間と自分が合格できるまでの期間にはかなりの差ができることがあります。
合格できなかった後のことは、その後考えればいいとも思いますが、1回目の試験で合格できなかった場合のことも、一応念頭に置いておいたほうがいいと思います。
3.最初から1から100まで全て覚えようとする
勉強を始めてすぐの頃に多いのですが、テキストは隅から隅まできっちり読み、分からないところがあったら全て分かるまで先に進まないというような勉強方法をとってしまうことがあります。
最終的にはわからない部分がないようにすることが目標にはなりますが、最初からその調子で進めてしまうと、勉強のペースが遅くなり、本試験までに出題範囲の学習を終えることが困難になってしまいます。
また、最初から全て覚えようとしても、人間の記憶は覚えたものは忘れていくようにできているので、大体の内容は3日後には頭から抜け落ちています。
結果、その方法ではものすごく効率の悪い勉強法となってしまいます。
勉強のペースがあまりにも遅くなると、挫折につながる可能性が上がるので注意が必要です。
4.勉強の仕方が悪い
勉強を頑張っている人の中には、独自の勉強法をとっている人もいると思います。
しかし、その独自の勉強法が自分の首を絞めている可能性があります。
これは私の経験なのですが、勉強は長い時間続ければいいと、休憩を取らずに通しで4、5時間勉強し続けていたことがあります。しかし、この方法は効率の悪い勉強法で、最後1時間くらいはほとんど集中できておらず、記憶できた量は1時間集中して勉強した時よりも少ない結果になってしまいました。
また、通しでの長時間の勉強を続けていると、勉強に嫌気が差すきっかけにもなります。
独自の勉強法は、時に悪い方向に進んでしまうことがあるので、注意が必要です。
やってはいけない勉強法については過去に記事を出しているので、お時間ありましたらご覧下さい。
5.他人と比較しすぎる
模試や答練を受けると、成績とともに結果が返ってきます。成績は順位が出るので、自分が今どの位置にいるのか数字としてはっきり出ます。
成績がよかった場合は、浮かれすぎない限り問題はないのですが、悪かった場合、しかも頑張ったのに残念な結果となってしまった場合は、落ち込んで諦めたくなる気持ちが強くなります。
しかし結果は最後、本試験が終わるまで誰にも、自分ですら分かりません。今、他人と比較して諦めてしまってはあまりにももったいないです。
他の受験生と比較をすることは、自分のこれからの勉強にとっては重要ですが、気持ちの面で落ち込む必要はないと考えています。
6.まとめ
自分の置かれている環境の変化によって勉強を諦めなければならないことは、仕方のないことかもしれませんが、精神的な面に左右されて挫折してしまうことはもったいないです。
継続していれば合格できたものを、思い込みでやめてしまうことが一番残念なことだと思います。
挫折しやすい考え方、勉強法について簡単にまとめると以下のようになります。
- 資格についての下調べが足りない
- 最初から完璧を目指して勉強する
- 誤った独自の勉強スタイルをしている
- 他の受験生と比べすぎる
試験は難関であればあるほど、多くの壁があります。私もその壁を一つ一つ地道に壊して先に進んでいきたいと思います。
7.次回の予定
次回は年内最後の投稿になります。内容は、この1年を振り返って感じたことについて書いていきたいと思います。それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
8.受験生の日常
昨日12/24、令和2年度の司法書士筆記試験の結果が発表されました。
私はお試し受験ということもあり、やはり番号はありませんでした。
しかし、結果やTwitterでの合格報告を受け、私自身勉強へのモチベーションは一気に上昇しました。
来年度は続けるように頑張っていきたいと思います。
最後に我が家の今日のデグーさんです。インスタもやっているので、よかったら覗いてみてください。
ツイキャスでは稀に勉強配信もやっています。一緒に勉強頑張りましょう!
https://www.instagram.com/aotya39/