司法書士試験 試験中の見直しで行うこと
試験後時間が余った場合、多くの人が問題の見直しをしています。
私も見直しは必ず行っていました。
では、見直しとは具体的にどのようなことをするのでしょうか。
今回は試験中の見直しの注意点について書いていきます。
目次
1.見たことがある方を信じる
前提として、見直しは行った方がいいです。
見直しをすることで防げるミスは思いの他多いです。
それとは逆に見直しをすることで間違えてしまう問題もあります。
2択まで絞って、結局最初に解答した方が正解だったという経験は誰しもあると思います。
こういった場面では見直しの段階ではなく、最初に解答した方、直感の方を信じた方がいい可能性が高いです。
最初に検討した時の方が、余計なことを考えず、また時間もしっかり取って答えを出しています。
深読みしすぎると見当違いの答えが浮かんでしまうことも多いです。
迷ったら自分の記憶によく残っている、見たことのある選択肢の方を選んでおくのが無難です。
時には直感も大事になってきます。
直感といっても、今まで自分が積み重ねてきた知識から導き出したものなので、決して当てずっぽうではありません。
こういった2択で迷った問題は、気になってしまい他の問題を解く上で支障が生ずることあります。
時間をかけないように、とりあえず直感を信じるというのも方法の一つになります。
2.チェックすべきは中身よりもケアレスミス
見直しをするには優先順位があります。
得点を伸ばすには、この順序が重要です。
確実に取れる問題を逃さないことを意識することが必要です。
つまりケアレスミスを減らすことを第一に考えることになります。
- 受験地、受験番号、氏名
- マークミス、誤字、脱字
- 枠ズレ、簡単な問題、チェックを付けた問題
優先順位は上記の通りです。
受験地、受験番号、氏名
一番重要なのは氏名や受験番号、受験地欄の記載です。
ここが間違っていたり抜けたりしていると、試験が無効となってしまいます。
一通り問題を検討したらまずは、氏名などの確認作業をすることを習慣づけるようにすると確実です。
マークミス、誤字、脱字
次にチェックすべきはマークミスや誤字、脱字になります。
マークミスなど分かっていたのに得点に繋がらないのは、あまりにももったいないです。
マークミスのチェック方法にも注意が必要です。
枠がズレていることだけでなく、問題用紙と見比べてチェックをするとより効果的です。
問題用紙には3に印がついていたのに、解答用紙には2の場所を塗りつぶしてしまっているということも有り得ます。
正誤のチェックもしておいた方がいいです。
問題の多くが「正しいもの」「間違っているもの」を選ぶ形式になります。
正しいものを選ぶはずなのに間違っているものを選んでしまっていたり、その逆も有り得ます。
誤字、脱字は記述式において注意が必要な事項になります。
こちらも分かっていたのに得点できなかったという、もったいない事態を避けるために必ずチェックしたいミスになります。
緊張していたり焦っていたりすると、ケアレスミスは増えます。
注意していても普段のクセが出てしまうこともあります。
普段勉強している時に、登記事項など略して書いて覚えている人も多いと思います。
私も登記義務者を義ム者など字体を簡略化したもので書いたり、登記事項が多くなる場合いくつか飛ばして書いたり時短しながら勉強していました。
これらのクセが試験で出てしまう可能性も十分考えられます。
単純な誤字、脱字でもしてしまえば間違いなので、減点や失点の対象となってしまいます。
枠ズレ、簡単な問題、チェックを付けた問題
最後は記述で枠ズレがないかの最終確認や簡単な問題、予めチェックを付けていた問題の見直しになります。
記述式で怖いのが枠ズレですが、問題をよく読めば防げます。
問題を解き始めた段階では、緊張で問題が頭に入っていきにくいことがあります。
試験開始からしばらく経過すれば落ち着いてくるので、見直しの段階で問題文を読み直すと思わぬ見落としに気がつくことも少なくありません。
枠ズレは大きく失点する原因になるので、注意が必要です。
次に簡単な問題に関して書いていきます。
受験生の多くが正解する簡単な問題は、落としてはいけない問題になります。
難しい問題よりも、簡単な問題を確実に取ることが試験攻略のカギです。
難易度順に簡単な問題から見直しをしていくことをお勧めします。
最後にチェックを付けた問題です。
試験中迷った問題にマークをしておき、後で検討するという手法は多くの受験生が取っていることと思います。
私も時間がかかりそうな問題や、登録免許税、相続分など計算が求められるような問題にはチェックをつけ、後で検討するようにしていました。
計算に関してはミスをしやすいです。
暗算で行うとミスをよりしやすくなるので、必ず書いて求めることをお勧めします。
難しい問題が出てくると焦ってしまう可能性が高いです。
焦ってくると問題の意味を読み解くのに時間がかかります。
択一に関しては難しい問題はあまり考え込まずに一度サラッと解いて、後で検討すると焦りを引きずらなくて済みます。
記述は後々にまで関連してくることがあるので、関連している部分は最初からしっかり検討した方がいいので注意です。
見直しの段階では気持ちも落ち着いてくるので、改めて検討すると意外とすんなり解答できることもあります。
3.見直しすべき事項を見定めるには傾向を把握する
自分のミスの傾向を把握しておくことで、見直しの時に役に立ちます。
例えば以下のようなものが挙げられます。
- 正誤が逆になりやすい
- 記述で略語を使いがち
- 計算ミスが多い
- 間違いやすい登記事項がある
- 問題文を飛ばして読みがち
- 深読みしすぎて間違える
- 答案作成上の注意事項の見落としが多い
- 名変の見落としが多い
- 会計監査人のみなし再任の見落としが多い
ミスはする度に、メモを取っておくと対策が立てやすいです。
傾向を把握しておけば、試験本番にどこを注意すべきか分かります。
4.まとめ
見直し前に深呼吸をすると、より落ち着いて問題を見ることができます。
テクニックとして、問題を全て解かずに、こまめに見直すというやり方を取っている人もいるようです。
こまめに見直すことで後で見直す手間が減ったり、大きなミスにすぐ気がつくことができるというメリットがあります。
私の場合は問題はリズムよく解いていきたく、また時間がなくなってしまい最後まで解き切れないことも多かったため、この方法は合いませんでした。
何においても試験中の見直しは必要です。
時間がなくても、氏名、受験地、受験番号は必ずチェックすることを頭において臨むことをお勧めします。
ケアレスミスに関する記事は過去に書いているので、宜しければそちらも見ていただけると嬉しいです。
5.次回の予定
次回は、司法書士試験の勉強をする前にできることについて書いていきます。
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
6.モコブログの日常
最近じゃがいもを育てたいなと思い立ち、近くのホームセンターに行ったら、可愛いキットを見つけました。
袋で育てるじゃがいもの土に種芋を植え付けて育てるスタイルで、場所も取りません。
カルビーにポテトチップスのパッケージのようなデザインで、可愛いので早速買ってみました。
受験を機に家庭菜園を始め、色々な作物に手を出してみましたが、まだジャガイモは作ったことがなく、初心者でも何とかなるということだったので、ずっと気にはなっていました。
上手く育つことを祈ります。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
趣味アカウントの方のツイキャスでは勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが一緒に勉強頑張りましょう。
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