司法書士試験 勉強するうえで不要なこと
勉強していくと焦りや不安など色々な気持ちが湧いてくるとともに、正常な判断ができなくなってしまうことがあります。後から思えば理解できないような行動を取ってしまうこともあります。
そういった行動に至らないためにも、予めしてはいけないことはある程度把握しておき心に留めておくことが必要です。
前回に引き続き、司法書士試験の学習を進めていく中でやっていけないことについて書いていこうと思います。司法書士試験以外でも試験勉強をしている人全てに言えることだと思うので、少しでも参考になれば幸いです。
前回の記事
目次
1.前回のおさらい
前回は、勉強をしていく中で明らかにしてはいけない若しくは不要なこととして3つ程挙げさせていただきました。
1つ目は必要以上の教材を使って勉強を進めることです。複数種類の教材を使って学習することは、知識がバラついてしまう危険や時間の無駄になるので控えたほうが無難です。
2つ目は、長時間の休憩です。適度な休憩であれば頭をスッキリさせる意味でむしろ効果的ですが、長時間の休憩は勉強の妨げになります。休憩後の切り替えができにくくなってしまったり、やる気を削ぐ可能性も高いので、適切な休憩に留めるべきです。
3つ目は、周りと比べて悲観することです。答練や模試の結果に左右されるのは時間の無駄になってしまいます。喜んだり落ち込んだりするのは本試験が終わってからで十分です。
それでは、引き続き勉強に不要なことについて見ていこうと思います。
2.勉強するうえで明らかに不要なことその④
普段の勉強は本試験で合格するために行っているものです。本試験での合格点や基準点を気にする人はいるかもしれませんが、何点を目標にしようと具体的に設定している人はあまり多くはないと思います。
それと同様に、満点を目指している人もそうはいないでしょう。しかし、満点を目指していないにも関わらず、満点を取るような勉強をしている人は少なくないと思います。
確実に出題されないであろう論点でも、不安になってある程度は見ておこうという考えは場合によっては危険行為になります。試験において不要な論点と、重要論点とが混同してしまい知識があやふやなものになってしまうこともありえますし、やはり時間の無駄になってしまうこともあります。確実に出題されないと分かっている部分を勉強する時間を重要論点の補強等に使ったほうが遥かに有意義です。
勉強する優先順位としては、まず頻出で毎年出題が予想されている論点や基本知識、主要科目の重要論点が第一に、次は主要科目のその他の論点、その次はマイナー科目のその他の論点といった順序だと考えています。マイナー科目のおそらく出題は当面なさそうな項目に至っては、学習しないようにしています。
ということで、勉強するうえで必要ないことの4つ目は、満点を取ろうとする勉強をすることです。

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3.勉強するうえで明らかに不要なことその⑤
司法書士試験は、とにかく覚えることが多い試験になります。しかも覚えたと思ったら忘れてしまうことも多いので、覚えて忘れて覚えて忘れてまた覚えての繰り返しです。そうなると、時間というのはいくらあっても足りません。
時間が足りないとなればどうにかその時間を捻出するしかありません。時間の作り方は趣味の時間を減らす、会食や友人との食事や遊びの時間を減らす等様々ですが、やってはいけない時間の作り方もあります。
やってはいけない時間の作り方、それは睡眠時間を極端に減らすことです。
人は眠っている間に記憶を長期記憶に働きをしています。その時間が極端に削れてしまうと、折角勉強してきたことが薄っぺらいものになってしまう危険があります。睡眠時間が3時間前後の人は気をつけたほうがいいかもしれません。
受験生にとって推奨される睡眠時間は7時間以上と言われています。できれば8時間は取って方がいいそうですが、なかなかそんな時間は作れない人も多いと思います。せめて6時間の睡眠時間は確保したほうが良さそうです。
短い睡眠時間しか取れない人は、判断能力にも欠けてしまいます。勉強中勘違いして記憶されてしまったり、集中力や理解力にも大分差が出てしまうので、その点においても睡眠は重要な働きをしています。
睡眠をしっかり取った方いい理由は他にもあります。それは、メンタルケアのためです。
睡眠時間が短い人は気持ちが落ち込みやすくなります。沈んだメンタルのまま勉強していても、なかなか集中できません。モチベーションを上げるという意味でも睡眠は取った方がいいのです。
4.まとめ
前回、今回と続き、勉強するうえでやってはいけないこと、不要なことについて話してきました。
どれもついついやりがちなものになります。しかし、良かれと思ってやったことでもそれは逆に非効率的なやり方となって、短期合格への道がどんどん遠くなってしまうことにもなりかねません。
今やっていることが本当に自分にとって必要なことなのかどうかは、疑問に思った都度判断していかなければなりません。
失敗から学ぶこともありますが、失敗とわかっていることをわざわざやる必要はないので、悪手は取らないようにしたいところです。徹夜がいい例ですね。
5.次回の予定
今回までの2回に渡って勉強に不要なことを話してきましたが、次回は人によっては勉強効率が下がってしますので、控えたほうがいいものについて書いていこうと思います。次回も似たような内容になるかもしれません。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
最後に我が家の今日のデグーさんです。インスタもよかったら覗いてみてください。
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