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司法書士試験 令和2年度本試験、成績から見る今後の課題


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司法書士試験 成績通知から本試験を振り返る

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 令和2年度の司法書士試験は、本来の試験日から約2ヶ月半程ずれ込み9月27日に実施されました。

 

 コロナウイルスの感染対策として会場前の検温、試験中もマスクを着用して行うなど異例の年となりました。

 

 年々減少傾向にはありますが受験生の数も大幅に減ったりなど、コロナウイルスの影響は受験生にとって相当あったのではないかと思います。

 

 今回は成績通知が手元に届きましたので、令和2年度の試験を振り返りながら今後の課題を探っていこうと思います。

 

目次

 

 

1.令和2年度の司法書士試験について

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 令和2年度の司法書士試験は9月27日㈰に実施されました。

 

 本来司法書士試験の本試験は7月の第一日曜日に行われていますが、今回はコロナウイルスの爆発的な流行により約2ヶ月半遅れでの本試験となりました。

 

 本年度の出願者数は14,431人になります。

 

 令和元年度の出願者数が16,811人であったことを考えると、2,000人以上出願者が減った形になります。

 

 増減率は-14.2%で、昨年の-4.9%と比べると大幅に減ったことになります。

 

 司法書士試験だけでなく、数多くの資格試験が延期され資格試験受験生の勉強リズムは大きく崩れたのではないかと思います。

 

 そんな中見事合格を勝ち取った受験生には相当な精神力を感じます。

 

司法書士試験

 

 司法書士試験は、午前の部、午後の部と分かれています。

 

 午前の部は択一式試験で2時間、午後の部は択一試験と記述式試験で3時間、合計5時間の試験時間となります。

 

 午前の部は択一が憲法3問、民法20問、刑法3問、商法9問の合計35問になります。

 

 午後の部は択一が、民事訴訟法5問、民事保全法1問、民事執行法1問、司法書士法1問、供託法3問、不動産登記法16問、商業登記法8問の合計35問に加え、記述式試験が不動産登記1問、商業登記1問の合計2問という構成になっています。

 

基準点

 

 司法書士試験には基準点という制度が設けられておりまして、基準点を下回ると採点すらしてもらえません。

 

 いわゆる足切り制度ですね。

 

 今回の司法書士試験の基準点は、択一午前の部が105点満点中75点午後の部が105点満点中72点、記述試験は70点満点中32点という結果になりました。

 

 基準点を見ると例年と比べてもほぼ同じくらいの点数であったと思います。

 

合格点

 

 令和2年度の司法書士試験合格点は、280点満点中205.5点という結果になりました。

 

 7割弱といった点数ですね。

 

 そして、合格者は593名、受験者数から見ると合格率は5%前後になります。

 

 例年に比べると合格率は上昇しました。

 

 

2.試験を振り返る

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 私の場合、4月の中旬に司法書士試験の勉強を始めて約5ヶ月で初受験を迎えました。

 

 今回はお試し受験という形で挑みました。

 

 試験が終わった当日夕方の心境としては、試験を受けるだけでもハードだったということに尽きます。

 

 手応えとしては、基準点はギリギリいくのではないかという程度に留まりました。

 

 帰宅してすぐ午前の部の択一のみ自己採点を終えました。

 

 結果は思ったよりは得点できませんでしたが、各予備校の提示している基準点はなんとか超える点数にはなりました。

 

 翌日午後の部択一も自己採点を終え、こちらも午前の部同様ギリギリ基準点かなというくらいには得点できていることが分かりました。

 

 記述式はさらっと解答を見ただけでしたが、商業登記の役員変更でやらかしていたので期待はできませんでした。

 

 一通りの自己採点を終え記述式はなんとも言えませんが、なんとか基準点ギリギリという感触を得ました。

 

 全てが終わり、ここまで得点できていれば自分の中では上出来という感想です。

 

 気力と体力が思いの他必要であることがわかったことはお試し受験をして良かった点かなと思います。

 

 

 

3.結果を見る

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 12月24日16時運命の結果発表、案の定結果は不合格でした。

 

 自分の受験番号の前後を見ると、どちらも50番近く空いていました。

 

 同じ会場内で受験した人は100人近くいた印象でしたがその中で合格した人はわずか2人前後であったと思うと、この試験の難易度の高さが実感できます。

 

 その2日後、成績通知が郵送されてきたのですぐに中身を確認しました。

 

 結果は、午前の部が81点、午後の部択一が78点、記述式が37.5点の合計197.5点という得点になりました。内訳は以下の通りになります。

 

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午前の部

憲法3点、民法48点、刑法9点、商法21点

 

午後の部択一

民事訴訟法(民事執行法民事保全法含む)18点、司法書士法3点、供託法9点、不動産登記法36点、商業登記法12点

 

記述式

不動産登記20.5点、商業登記17点

 

 順位としては午前の部が1938位、午後の部択一が909位、午後の部記述式が623位になります。

 

 基準点は全てクリアしましたが、合格点まではあと9点足りないという結果になりました。

 

 9点というと択一式であと3問足らなかったということになります。

 

 一見惜しそうに見えますが、決して惜しくもない結果になります。

 

 あと0.5点足らずに不合格となっている人も大勢します。

 

 

 

4.結果から見る今後の課題

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 試験結果を一通り確認すると、択一式試験の結果が奮わなかった事がわかります。

 

 特に主要科目の失点が大きかったです。

 

 主要科目が得点できないことは致命的なので、今後一番の課題は主要科目を基礎からしっかり固めることにあります。

 

 一方、記述式に関しては思いのほか得点できていた印象を受けました。

 

 ただ商業登記は役員変更で失敗しているので、いくら他で得点できてもこれでは合格できないなと感じました。

 

 余談にはなりますが、記述式で一つ不安に感じていたのが字の汚さです。

 

 お恥ずかしながら中学時代に字を丸文字に崩してしまって以来、自分の字の汚さが最近より一層気になり、記述式で採点されないのではという不安がありました。

 

 しかし、判別できれば採点してくれるということは今回試験を受けてみて分かりました。

 

 とは言っても字は少しでも綺麗な方がいいと思うので、今後は時間の許す限りできる限り丁寧に記載できるよう心がけようと思います。

 

 

5.まとめ

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 お試し受験は必要ないと考えていましたが今回本試験を実際に経験してみて、受験してみてよかったという感想を持ちました。

 

 会場の雰囲気や実際の問題を本番の空気感で解く大変さ、会場に着くまでの注意点などは自分で経験してみないと分からないことになります。

 

 約5ヶ月間本気で勉強してみて感じたことは、5ヶ月の学習期間での合格は仕事をしながらではほぼ不可能であるということです。

 

 しかし専業であれば可能性がないわけではないという印象を受けました。

 

 お試し受験によりこれからの課題が見えてきたので、これからも日々合格に向けて精進していこうと思います。

 

 お試し受験については過去に記事を出していますので、お時間ありましたらそちらをご覧いただければと思います。

 

aotya25.hatenablog.com

 

6.次回の予定

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 次回は、集中力を復活させる方法について考えていきたいと思います。

 

 それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

7.受験生の日常

 

 司法書士試験までおよそ半年というところまで迫ってきました。

 

 勉強時間も伸びてきて、一日の大半は座った状態でいることが増えてきました。

 

 腰や背中には相当負担がかかってそうですね。バキバキです。

 

 そろそろ新しいクッションを買おうか検討中です。

 

 

 

 

 最後に我が家の今日のデグーさんです。インスタもやっているのでよかったら覗いてみてください。

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